
近い将来、あることを企んでおりましてね、
部屋にあるいらなくなったモノを片っ端から捨てております。
今日も押入の中と大格闘。
で、またしても
懐かしいモノにココロを奪われてしまったのでございます。
日本昔ばなしのレコード。
レコードですよ。
チビの頃、雅父がよく聞かせてくれたレコード。
山形に来たのが19歳の時。
なんとなく実家から持って来たんですね。
もうボロボロ。
でもね、持っているだけで、とても落ち着く一品なんです。
何度も何度も聞いたっけ。
暗記するぐらい。
レコード無しで物語を暗唱できる天才児。
当時、「この子は天才だ。」と、両親は思ったようですが、
大誤算だったようでございます。
ふつーのおっさんになりました。
で、このレコード、4つの昔話が収録されております。
・牛若丸
・旅人馬
・ねずみのすもう
・きつね女房
この中で一番好きだったのが
「ねずみのすもう」

現在、レコードプレーヤーが無いので、
このお話を思い出しつつ、
あらすじを書き写します。
むかしむかし、あるところに、おじいいさんとおばあさんがすんでおりました。
とてもびんぼうでしたが、いっしょうけんめいはたらいていました。
おじいさんが山でしばをかっていると、
「でんかしょ!でんかしょ!」と、
何やら、みょうな音が山おくからきこえてきます。
おじいさんがその声をたよりに林の中へはいっていくと、
やせたネズミとふとったネズミがすもうをとっていたのです。
「あら!」
やせたネズミは、おじいさんの家のネズミで、
ふとったネズミは、金持ちの長者の家のネズミのようでした。
おじいさんは自分がびんぼうなためにネズミもやせているのだなと、
かわいそうに思いました。
そこで家にもどるとおばあさんといっしょにもちをついてやり、
たべやすいように神だなのところにおきました。
さて次の日、おじいさんとおばあさんは山おくへでかけていきました。
「でんかしょ!でんかしょ!」
きのうはまけつづけていたやせネズミが、
きょうはなかなかいい取り組み。
おじいさんもおばあさんも大よろこび。
「君、何だかきゅうにつよくなったようだね。」
おじいさんの家のネズミは、きのう、もちをつくってもらったことを話しました。
「いいなあ。ぼくの家は金持ちだけど、けちだから、
もちなんてめったにたべられないんだ。ぼくにも今夜、ごちそうしてよ。」
「びんぼうだから、今夜はだめかもしれない。」
「それならかんたんだ。ぼくの家にはお金がいっぱいあるから、
今夜、それをもっていくよ。」
そしてお金をたくさんもってきました。
その夜も、おじいさんとおばあさんは、もちをたくさんついてやり、
ネズミのために、赤いちいさなふんどしまでぬってやりました。
もちをたべた二ひきのネズミは、赤いふんどしをしめて、
「はっけよい、のこったのこった!」と大さわぎ。
おじいさんとおばあさんは、ネズミのすもうをみるとうれしくなり、
自分たちもすもうをとってみたくなりました。
それからは、毎日、おじいさんとおばあさんは、ネズミたちのとるすもうを見ながら、
たのしい日をすごしたということです。
おしまい。
と、こういうお話なんですけどね、
楽しくて楽しくて、これを何度も何度も聞いていたわけです。
ちょっと思ったんですが、
最近話題になってる「格差社会問題」。
このお話みたいな格差なら、
ほのぼのして見えるのに・・・。
なんて。
レコードジャケットには
この簡単なあらすじと絵が書いてあるんですけど、
不思議なことに私の頭の中では、
ちゃんとアニメーションとなって動いているわけです。
今の子どもたちは、
ゲームという、もっと楽しいモノで遊んでいるようですが、
この”レコード版日本昔ばなし”みたいなモノも
なかなか良いもんだなぁ、と思ったのでした。
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